短編怖い話 短編怖い話「早めのただいま」 小学生の頃、親が出かけてて一人で留守番してた。 夜になって少し怖くなったから、母に電話した。 「いつ帰ってくるん?」 母は笑って言った。 「もうすぐ帰るよ」 安心してテレビ見てた。 しばらくしたら玄関の鍵が開く音がした。 ガチャ。 母が帰ってきた。 「ただいまー」 いつもの声やった。 安心して玄関まで走って行こうとした...
短編怖い話 短編怖い話「私が知らないおじさん」 小学生の頃、母によく言われていた。 「知らない人について行ったらいかんよ」 ある日、学校から帰る途中、公園の前で知らないおじさんに声をかけられた。 「○○くんやろ?」 なんで名前知っとるんやろと思った。 少し警戒してたら、おじさんが笑った。 「覚えてないかー。小さい頃、何回も会っとるんやけどな」 結局気味悪くて、そのま...
意味が分かると怖い話 短編意味が分かると怖い話「隣人の挨拶」 一人暮らしを始めて半年くらい経った頃だった。 アパートの隣の部屋に住んでいる女の人が、妙に愛想よかった。 会うたびに、 「お仕事お疲れさまです」 「帰り遅いですね」 「今日は雨でしたね」 って話しかけてくる。 ただ少し気になったのは、たまに妙に細かいことを知っていることだった。 「今日はコンビニ行かれました?」 とか、...
意味が分かると怖い話 短編意味が分かると怖い話「押し入れ」 小学生の頃、夜になると自分の部屋の押し入れが怖かった。 理由は分からない。 別に何か見たわけじゃない。 でも寝る時だけ、押し入れの隙間が妙に気になる。 ある夜、耐えきれなくなって母に言った。 「押し入れの中、誰かおる気がする」 母は笑いながら押し入れを開けた。 もちろん誰もいない。 「ほらな?何もおらん」 そう言って閉...
意味が分かると怖い話 短編意味が分かると怖い話「最高のスープ」 ある有名なレストランのシェフが、究極の味を求めて全国を旅していた。 ある日、人里離れた山奥の村にたどり着いたシェフは、そこの老婆が振る舞ってくれた「特別なスープ」に衝撃を受けた。 あまりの美味しさに、シェフは「この隠し味は何ですか? 教えてくれればいくらでも払う」と懇願した。 老婆はニヤリと笑い、こう言った。 「これは...
意味が分かると怖い話 短編意味が分かると怖い話「笑顔が絶えない友人」 私の友人Aは、とにかくいつも笑顔の男だ。 仕事で大きなミスをしても、上司に激しく怒られても、いつでも「へらへら」と笑っている。 不謹慎だが、彼の身内に不幸があった時でさえ、彼は口元に笑みを浮かべていた。 周りからは「不真面目だ」「何を考えているかわからない」と気味悪がられていたが、親友の私だけは知っている。 彼は極度の...
意味が分かると怖い話 短編意味が分かると怖い話「防犯グッズ」 最近、物騒な空き巣のニュースが多い。 心配性な私は、奮発して自宅の玄関に「最新式のスマートロック」を導入した。 この鍵は本当にすごい。スマホのアプリと連動していて、誰かが鍵を開け閉めすると、その履歴が秒単位でスマホに通知される仕組みだ。 ある金曜日の夜、私は会社の飲み会に参加していた。 居酒屋で盛り上がっている最中、ポ...
短編怖い話 短編怖い話「見えてはいけないもの」 大学生のダイキは、退屈しのぎに地図アプリの「ストリートビュー」で、自分の地元を眺めていた。 画面をタップしながら、懐かしい通学路を進んでいく。 ふと、昔からある不気味な空き家の前で、画面がカクついた。 その空き家の2階の窓に、人影のようなものが映り込んでいる。 ストリートビューでは、通行人の顔には自動でモザイクがかかる...
短編怖い話 短編怖い話「深夜の訪問者」 大学生の頃、古いアパートに住んでた。 夜中の2時くらいだったと思う。 急にインターホンが鳴った。 「ピンポーン」 こんな時間に誰だと思って、無視した。 数秒後。 また鳴った。 「ピンポーン」 ドアスコープを覗いた。 誰もいない。 廊下は薄暗くて、人影もない。 イタズラかと思って、その日は寝た。 次の日も、また同じ時間。...
短編怖い話 短編怖い話「雨の日の訪問者」 大学を卒業した春。 涼太は、祖父が残した古い家を管理するため、しばらく田舎で暮らすことになった。 山に囲まれた小さな集落だった。 住人はほとんど老人ばかりで、夜になると驚くほど静かになる。 引っ越してきた初日の夜。 近所の老婆が訪ねてきた。 「夜中に、窓を叩かれても開けちゃいけないよ」 唐突だった。 「はぁ……」 「返...