意味怖「レジ越しの常連」

夜中、コンビニでバイトしていた時の話。

いつも決まって午前3時ごろに来る女性客がいた。
毎回、食パンとイチゴジャム、それと牛乳だけを買っていく。

ある日、その女性がレジで突然こう言った。

「このジャム、今日で最後なんです」

私は適当に
「そうなんですね」
と返した。

翌日から、その女性は来なくなった。

数週間後。
店長がバックヤードで古い新聞を読んでいて、ふと私に聞いた。

「そういえばお前、この辺の一家心中のニュース知ってる?」

新聞には、小さくこう書かれていた。

“母親と娘が自宅で死亡。
冷蔵庫には食パンとジャムだけが残されていた”

死亡推定時刻は、毎晩その女性が店に来ていた時間帯と一致していた。

解説

怖いのは、「毎晩来ていた女性」が生きていた人間ではない可能性。

ポイントは:

  • 女性は毎回、同じ物しか買わない
  • 「今日で最後なんです」と言った翌日から来なくなる
  • 新聞の事件では、母娘はすでに死亡していた
  • 死亡推定時刻が“来店時刻と一致”

つまり、

店員は“死後の女性”を普通に接客していたかもしれない、ということ。

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